2015-01-01から1年間の記事一覧

トランスポーター

こちらは1から3まで。リュック・ベッソンが製作と脚本で関わってるというあたりで、また海からカメラが上陸してきたぞとか、ニキータに出てきたときのジャン・レノみたいなスーツケースの殺し屋が出てきたりとか、撮影がどうにも黄色っぽいとか、ベッソン好…

ワイルドスピード

故あって1から6まで。最初のB級カーアクションっぽい世界観のまま、どんどん予算が増えファミリーが増え、ってあたりはなんかオーシャンズなんとかとかワンピースとかを連想させる。 しかしこういう、ヤンキー(情に篤いアウトロー)がファミリーをだんだ…

将棋の駒はなぜ40枚か

伝統遊戯のルールの揺らぎについて、例えば将棋会館なんかの果たした役割ってどんなもんかな?とか言ってたところtwitterでフォロワーの方に教えていただいたのがこの本。 タイトルの「なぜ40枚か」部分は早々に明かされ、どちらかというと、将棋という文化…

もうしわすかー

去年に比べてずいぶんラクな仕事をさせてもらってますがこの状況に甘んじてちゃいけないんだろうなぁ。やっぱりちょっとは無理をせんと。 そういえば、はてなブログでちまちまリライトしてたゲームPM小説がうっかり完結してたので、まぁもう色々古いですがご…

インターステラー

最初に宣言しとくと、自分はこの映画があまり好きではない。 いや、こういう逃げっぽい書き方は良くない。はっきり書くと、本作『インターステラー』は「俺の嫌いなタイプのSF」だった。 以下、おかしなドグマに囚われた狭量な原理主義者による戯言だと思っ…

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟

また松本零士か!(正確には違うことになってますが) うーん、映像はそれこそ日本のアニメ最高峰レベルの出来だと思うんだけど、この宇宙ドグラマグラみたいな話ってわざわざヤマトの映画でやるようなもんなのかなぁ…、と思ってしまった。TV版の途中に挟…

キャプテンハーロック

なんと、あのアナクロなダンディズムに溢れた宇宙海賊キャプテンハーロックが21世紀になってまさかの復活。 やっぱアレ?世の中の海賊ブームにいっちょ乗ろうとかそういうの?(ちなみに制作の東映動画は『ワンピース』のアニメ化を長年手がけている) で、…

げんりしゅぎしゃのくりごと

ちょびっと忙しさが緩和されたので。相変わらずなんとかやってます。

キングスマン

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』は面白かった。人種差別のメタファーであるミュータント弾圧からX-MEN結成に至る流れを、重苦しい受難のドラマではなく、ある種能天気な青春ドラマとして演出してみせ、その時代背景を当時流行のスパイ映画の形で見せ…

ところでキングってなんだろ

ちょっと忙しくて放置してました。 やっとやや落ち着いたんで、けっこう前に観たんですが時間がなくてHDDの肥やしになってたメモをサルベージ。

ゼーガペイン

バンダイチャンネルにて全話視聴。本放送時はまったくの未見。 プロデュース鵜之澤伸、というあたりで、なんとなーく『エウレカセブン』的なゲームを絡めたメディアミックスっぽい企画の立ち上げ経緯が想像されるが、なによりゲームソフトがXbox限定、主役ロ…

マッドマックス 怒りのデス・ロード

あのマッドマックスがなぜか今ごろゲーム化!砂漠で水と油を奪い合うクルマMMO作ろうぜーとか言ってた俺の立場は!? などと言っているうちにあれよあれよと4作目の映画が発表!しかも監督はジョージ・ミラー!! ということで、イソイソと観てまいりました…

怒りの道路です

シナリオ業を始めました。ちなみに収入は半年で3万円ほどです。各種ご依頼募集中です。

ゼロの未来

こないだウォシャウスキー姉弟の映画の『未来世紀ブラジル』まんまなシーケンスに出演した*1と思ったら、こんどはブラジルを嫌でも思い出す近未来ディストピアな作品を完成させたらしい…でやってきたのが本作。 自分はクストリッツァとともにギリアムに多大…

メイズ・ランナー

とりあえず謎だらけな世界に主人公を放り込み、キャラクターを順次紹介したら、世界の秘密をチラチラ見せつつ殺し合いをしてもらいましょう! …というフォーマットをいったい誰が始めたのかはもう定かじゃないが、とりあえず洋の東西を問わずこのフォーマッ…

りあるちゅうに

どっこい生きてます。

THE ビッグオー

バンダイチャンネルにて。ほとんど初見だが、メインスタッフはジャイアントロボ終了直後の同作スタッフ(監督とPD除く)ということもあり、かなり安定して観られる。ハードボイルドぶってるがウカツすぎる主人公、どう見てもアルフレッドな執事、アニメなら…

機械との競争

機械が人間の雇用を奪っている。そんな19世紀からあった話は、これまでの歴史で繰り返し否定されてきた。 科学技術の進歩は新たな雇用を生み出し、結果的により多くの人間を豊かにしている、と。 だがしかし、そんな時代はもう過ぎ去った。コンピューターの…

コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと

その傘下に出版の角川、富士見書房、メディアワークス、メディアファクトリー、アスキー、エンターブレインに、ゲームのスパイクチュンソフト、5bp.、角川ゲームス、フロムソフトウェア、そしてもちろんドワンゴと、いまや日本を代表するメディアコングロマ…

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

マーベルもアベンジャーズもそれほど興味ないんですが、前作がちょっと面白かったので。 前作、ザ・ファースト・アベンジャーは荒唐無稽な超人兵士計画のストーリーを、過去の戦争アクション映画――たとえば『ナバロンの要塞』とか『大脱走』といった名作に模…

Unity続いてます

誰も読んでないと思ったこのページもいなごんさんから「読んでるよ〜」とのメッセージをいただいたので続きます。いなごんさんありがとー、 メールしたんでまた連絡ください。 ということで今回は、SCUMM(いまは亡きルーカスアーツのリアルタイムアドベンチ…

ジュピター

なんだかんだでウォシャウスキー兄弟(姉弟)の癖のあるヒネリ方はけっこう好物なので。というわけで、怪作『クラウド・アトラス』に続いてのヘンテコSF超大作『ジュピター』を観てきましたよ。 前作はどうみても『火の鳥』だったが、今回もまたしても日本の…

ねんがんの おちんぎんを てにいれたぞ!

今年初のおちんぎんをいただきました。ありがたやありがたや。 去年までやってた大作RPGプロジェクトもようやっと発売になり、あとはユーザーによる評価待ちというところ。っつってもPM専業だったから内容には一切ノータッチだけども。

人工知能とモノのインターネット(IoT)の話

先ごろ、日本のゲームAIの第一人者である三宅さんとお話しする機会を得て、「現実のデジタル化は人工知能と合わさることでどんな未来社会に繋がっていくか?」というお題*1でひとしきり雑談させていただいた。 まだ自分の中で整理できていない部分もあるが、…

河合隼雄全対話7 物語と子どもの心

さいきん河合隼雄づいてるので。 元高校教師で、日本にユング心理学をもたらし箱庭療法を広めた心理学者にして、文化庁長官も務めたという異色すぎる経歴の河合隼雄(故人)の根っこは「いかにして子どもの心を理解するか」にあったようだ。本書のあとがきで…

はるなのに

超寒いですね超。懐も超寒いですがぼちぼち働き始めたのでたまの外食くらいはいいかなー。 そういえば20年くらい前に羽田で毎日食ってた激マズイ弁当屋「玉子屋」がでっかくなってて驚いた。さすがに味は改善されたんかな?

風立ちぬ

宮崎駿の前作『崖の上のポニョ』を観たときに、自分は 末期黒澤路線まっしぐら。『まあだだよ』まであと何作?『崖の上のポニョ』 と書いたが、本作は黒澤の遺作である『まあだだよ』ではなかった。なかったのだが、やはり黒澤晩年の作品『夢』*1にとてもよ…

敬意が込められているかは疑問

「新しい言葉」には(良くも悪くも)欲望が投影される、という考えてみれば当たり前のことに気づかされる日常。

Unityやってます

簡単な一人称シューティングを作るまで。 FPS風マンハントゲーム、題して『ちょっぴり危険なゲーム』 現場が教えるUnityで実践iPhoneゲーム制作(1):いまなら無料! Unityで始めるiPhoneゲーム作成“超”入門 (1/3) - @IT プロジェクトを0から作るにあたっ…

おおかみこどもの雨と雪

これも最近流行りの田舎アニメ、というか大本命。事件ドリブン*1ではない時点で、いわゆるジャンル映画、アニメ映画の枠からはみ出している。 こないだの『ももへの手紙』の感想で、母親のドラマが物足りないと書いたが、こちらはガッツリ母親のドラマだ。そ…