2012-01-01から1年間の記事一覧

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

映像はまさに日本アニメ技術の集大成だけあって、アイディアも豊富でカネも手間もいっぱいかかっ(ry いや、ホントに映像はスゴイことになってるけど、観てるあいだずっと「これ、まさかTV版最終話で綾波が遅刻遅刻ってやってた部分を2時間やるんじゃないよ…

巨神兵東京に現わる

特撮博物館いけなかったので、なんやらエバQの前座でやってるよ!という話を聞きつけイソイソと劇場へ。 映像はさすが日本特撮技術の集大成だけあって、アイディアも豊富でカネも手間もいっぱいかかってて面白かった。ただ巨神兵のスケールもめちゃくちゃだ…

だっけどボクは、飛べるんだー(記憶的な意味で)

いやー、樋口真嗣の映画と庵野秀明の映画が邦画ランキングトップを争う日が来るとはねぇ。

ウェディングベルを鳴らせ!

じつにクストリッツァくさいファンタジー。牧歌的な世界にヤクザがからむ結婚式騒動、という『黒猫・白猫』に酷似した展開に、ちょっとマンネリ感が…というかドライブ感に欠けるというか。舞台はクストリッツァが以前に買いとった村が舞台と思われるが、その…

シャッターアイランド

キッツイ映画だった。クリストファー・ノーランの『メメント』や『インセプション』にも似てる*1が、キツサは数段上。日本でいうなら、京極夏彦がいま『ドグラ・マグラ』を書いたらこんな感じ…って書くとネタバレかも*2。 原作は全米ベストセラーらしいが、…

アニー

有名なミュージカルだそうだが、なんか小公女とか赤毛のアンとかいろんなものが混じってる気がする。オリジナリティは疑問だが、朝の連続TV小説みたいなウェルメイドなドラマが見たい層にはうってつけなのかも。 監督はまさかのジョン・ヒューストン。 日本…

機動戦士ガンダムUC

2話と3話。 さすがオッサン向けガンダムだけあって「ちゃんと自分の仕事をするオッサン」がたくさん出てきて心地いい。まぁ言ってみれば無駄死になんだが、ダグザの最期とか、実におっさん心にホロリとさせられる。 監督は「るろうに剣心」の人だそうだが…

ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢

CGも多用してた前作から一転、また短編に戻って手作り感覚も戻ってきた。 相変わらずのヒッチ調サスペンス&ご近所ダイハード感が楽しいが、ちょっと今回、表現がいままで以上にブラックなのが若干引っ掛かった。 (以下ネタバレ) これもイギリス流ブラック…

ぼちぼち

今年いっぱいはもう働かないかなー、とも思ってたんですが来週からまた働くことに。非正規雇用で。うにゃっ。

グリーン・ゾーン

これ、ものすごくよく出来たド硬派の戦争謀略アクションで、かつ「ボーン」シリーズのスタッフ、キャストが再結集してるからそういう文脈で見てしまうが、じつはサム・メンデスの『ジャーヘッド』と同様に(イギリス人監督が)「アメリカの戦争」を告発する…

月に囚われた男

いい意味で時代錯誤な、古典SFの風合いとスピリットを持つ一人芝居サスペンス。 アスタウンディングの編集長として、ハインラインやアシモフ、ヴォクトなんかを輩出した名編集者ジョン・W・キャンベルが自分で書いたSFに『月は地獄だ!』という傑作があるが…

Dr.パルナサスの鏡

ギリアム最新作でヒース・レジャーの遺作となった本作、今ごろ観たが実に面白かった!(いうまでもありませんが個人の感想です) ひさびさのパイソン系歌唱の「警官の歌」がえらく気に入った*1のでiTuneかなんかで買ってしまいそう。ブラックジョークも満載…

009 RE:CYBORG

そう、石森(石ノ森)ヒーローの現代リメイク、ってのは自分も確かに目があると思ってたんですよ。以前にも仮面ライダーの現代リメイクについて色々考えて、小説『仮面ライダー 1971-1973』を借りたり*1してたりしたところに、今回の「009」現代リメイク企画…

ひさびさに映画とか本とかゲームとかやってます

社員契約を終了しまして。またプーというわけです。なんかもうね、(以下グチ40,000字略) しばらくは実家のゴタゴタ整理などをやる予定。さて、どうすっかねぇ…。

とりあえず

契約社員で働き始めましたですよ。 職がないと行動が抑制され、職があると行動意欲が抑制されるという現象を実感しております。 グローバリゼーションゲームについてもちょっと方針修正中。 あと、広告が出るようになったこのはてダを使い続けるかも検討中。

戦争の映画史 恐怖と快楽のフィルム学

二冊目。こちらは仏文学者、映画評論家の大学教授の書いた本。上記の本と違い、当事者の書いたものではないので、こちらは「かくあるべし」といった主義主張は希薄。 映画評論家の筆だけあってこちらは作品論がメインで、意外と個別の「戦争」そのものとの関…

メディアは戦争にどうかかわってきたか 日露戦争から対テロ戦争まで

よく似たタイトルの本を2冊。 一冊目のコレは、朝日新聞のいわゆる「防衛庁番」の書いた、戦争に際して各国のメディアがどう関わってきたかを時代ごとに区切って描いた本。 日露戦争時の軍部の外国メディア対応のマズさがその後の不利な講和を招いた、とい…

しゅくいっしゅうねん

もう一年ですよ。いろいろ動き出しそうで動かない最近。いや、でもシリアスゲームについて偉大な先達にいろいろご教示いただいて目から鱗ったりとか、いつのまにかソーシャルゲームしか求人がなくなったりとか、自分の世の中もいろいろ変化してるなぁ。1年…

メイキング・オブ・カウボーイビバップ レックレス・プレイヤーズ

往年のアニメ『カウボーイビバップ』のメイキング本。 本編の脚本にも参加している佐藤・「キャシャーン」・大*1がインタビュアーとなり、各スタッフに話を聞く、という構成が面白い。 特に興味深かったのは、シリーズ構成の信本敬子との対話。 各話参加の脚…

思想地図β2

いただきものを読了。譲っていただいたYさん、ありがとーございます。 でさっそくですが、けっこう残念な本だった。 震災後の希望を描く!みたいな大上段なテーマなのだが、とにかく編集長、東浩紀の慌てぶりばかりが目に付き、少なくとも自分が期待してい…

ふるいほんですが

もう何年ぶりかわかんないくらいぶりにPC買いました。Core-i5のWindows7が4万円。安くなったなー。とはいえ、いまはモノが安いことに素直に喜べない時代ではあるけども。

パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の戦い

また伝記。 自分は『明治新聞王奇譚』(http://hw001.wh.qit.ne.jp/tzk00/)の企画を練っていた頃に堺利彦を知った。「萬朝報」看板記者の一人で、小説家、翻訳家、エッセイストとして優れた才能を持っていた堺は、「萬朝報」社長・黒岩涙香の興した「理想団」…

もうすぐはるですねぇ

ろくろ回してみませんか。(2012年3月18日に流行っていたモノの記録)

殉死

司馬遼太郎『坂の上の雲』を原作としたNHKドラマを観た。 非常に見応えのあるドラマだったが、これを観て、いくつかの疑問が湧いた。大きいのは以下の二つ。 これほど合理的な戦争*1ができていた日本政府が、なぜ太平洋戦争という、必敗の戦争を最後まで遂行…

しまったりあけたり

なんともう12日ですがあけましておめでとうございます。 あいかわらずのプーですが在宅のお仕事をいただいたりしてなんとか食いつないでおります。 去年は久しぶりに企画からプログラムまで、自力でゲームを作り、公開できました。 明治新聞王奇譚 http://…