2011-01-01から1年間の記事一覧

ルポ 貧困大国アメリカ/II

基本的に同じテーマで、重複するところも多いので2冊まとめて。 いやー、実にうんざりさせる本だと思う。 日本、特に「改革」を掲げてアメリカ同様の「小さな政府」を推進し新自由主義に突き進んだ竹中平蔵と小泉内閣、その目指した理想がかくもグロテスク…

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

別の映画を観るはずだったのに急遽途中入場。そのため最初の10分を観てないので、トンチンカンなこと言っててもご容赦のほどを。で。 シマシマハラマキのおっさんことキャプテン・アメリカも再映画化。 ビックリするほどツイストのないストーリーだが、こ…

ラーメンと愛国

世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」から最近流行りの「作務衣系ラーメン屋」までを縦軸に、戦後日本の価値観の変遷を明らかにしようとする、例によってタイトルからちょっと想像しえない大胆な研究本。中国由来の「中華そば」*1が、アメリカの…

あめりけん

順調にカネが減ってる以外は特に変化のない日常。

銃・病原菌・鉄

これはすごい。目から鱗の連続。 生物学者の著者が、ニューギニアの政治家の発した疑問「なぜ欧米人は様々なものをニューギニアに持ち込んだのに、我々が欧米に出せるものがないのか?」から、「世界の富の不均衡」の答えを求め、生物学、遺伝学、疫学、言語…

トランスフォーマー/リベンジ

TV放映してたので。 こちらも前作のヒットの恩恵で、予算UPでCGどっかんアクションがさらにパワーアップ。こちらはロボ同士のアクションがすでに飽和してるからロケーションでの差別化に入っており、「どこをぶっ壊したらより画的に栄えるか」という、純粋に…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

TV放映してたので。 「序」のヒットの結果か、前作と違って予算潤沢らしく作画がゴージャス。そしてそこで描かれるバイオレンスな「殺し」(「アクション」ではなくて「殺し」と言いたい)のねっとりした描写に圧倒された。なんというか、ナショナルジオグラ…

ろぼえいが

この3ヶ月ほど、慣れないActionScriptでこーゆーゲームを作っておったのです。(音が出るので注意) メディアSLG『明治新聞王奇譚』 http://hw001.wh.qit.ne.jp/tzk00/ 最近何かと話題の「マスメディア」の黎明期を題材に、自分がここ10年ほど追っかけてる…

ディズニー・オン・アイス

なんとディズニーランドと同じチケット料金(S席)、しかも実質1時間半くらいなので、ちょっとどういう層がターゲットかよく分からない。にもかかわらず、しかも豪雨なのにたくさんの観客が詰めかけてた。ディズニー恐るべし。 内容は、スケートでやる、歌メ…

サンリオ ピューロランド

テーマパークというよりは、宝塚とかのショー/レビューのサンリオ版、といった趣。辻信太郎(サンリオ創業者)の趣味…というか世界観がよく分かる。ある意味、本当に日本のウォルト・ディズニーを目指してたっぽい。 驚いたのはショープログラムの豊富さ。い…

ろとうにまよいちゅう

働かんと。マジで。しかし日記は遊びに行った話。

X-MEN : ファーストジェネレーション

初ブルグ13。1000円デーでもトンカツ屋でビールがもらえるサービスがあってお得。 自分はブライアン・シンガー版の一作目、二作目がけっこう気に入ってて三作目を見てない程度のシリーズファンだが、今回はかなり面白かった。娯楽としてもレベル高いし、内容…

あんなヘルメットを欲しがるエリックはどうかしている

時間が経つのが早いなー。2ヶ月近くも放置してたとは信じられん。なんもしてないけど生きてますよー。

ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日 9巻(完結)

いつの間にか出てた。 ずいぶん急いで畳まれたなー、とは思うが、基本的に今川カントクにはこのテーマしかないだろうから、テーマ主義のカントク的にはきっちり終わったつもりなんじゃないかと思う。 問題は、やはり「段取りのできてなさ」だろうなぁ。ほと…

ふわくってこーゆーこと?

なんか会社辞めたらいろんなことがどーでもよくなった気がする。社会復帰できないフラグ立ちまくり。

エンジェル・ウォーズ

残念、これは劇場ガラガラな理由がよくわかるハズレ映画。 画ヅラだけみて『スカイキャプテン』的なオタクテイスト溢れる痛快B級チャンネーアクションだと思っていたが、いきなりネタバレするけど、テーマといい構成といい、これ、『パンズ・ラビリンス』の…

ぷろにーとあらわる

というわけで長年世話になった会社ともおさらば。仕事じゃなくゲームを作るのはストレスがなくて超楽しいけど、続々届く不採用通知と完全無職へのプレッシャーがハンパない。まぁ世の中そんなもんか。

諜報・工作 ラインハルト・ゲーレン回顧録

横浜図書館のネットワーク万々歳。というわけで読了。 ナチスドイツ時代、陸軍参謀本部で対ソ連情報収集を行っていた東方外国軍課長にして、戦後西ドイツの諜報組織ゲーレン機関のちのBNDの初代長官となったラインハルト・ゲーレンの回顧録、という触れ込み…

ゆらゆらだいにっぽんていこく

なかなか余震がおさまんないなー。集中力そがれまくり。

ケータイ小説的。 "再ヤンキー化"時代の少女たち

ケータイ小説にはてんで興味はないが、同著者の『タイアップの歌謡史』『自分探しが止まらない』はいろんな人にムリヤリ読ませたりしてるので、その延長線上で。 で、いきなりだがこの本、「ケータイ小説」についての本ではない。もっと売れそうなズバリのタ…

的。

震災よりも、外野感覚でくされた価値観を垂れ流す職場のほうに精神的ダメージを受け続ける日々。

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

twitterで竹熊氏が「『進撃の巨人』のブームは「キャラ」からの揺り戻しが始まっている証ではないか」的なことを言ってたところから。 いわゆるガンガン系の雑誌を例に、現在のマンガが「キャラクター」ですらなく、「キャラ」で構成されている、としてその…

どくしょしゅうかん

先週は自宅待機だったので読書。エンタメはやっぱこーゆーときは力がないので、いまは復興後に向けてインプットのフェーズなんだろう。あとできるのは募金くらいなので、少額だけど残ってた楽天ポイントを寄付。

顔のない男―東ドイツ最強スパイの栄光と挫折

「顔のない男」として怖れられた東ドイツの対外諜報機関HVA長官マルクス・ヴォルフを軸に、冷戦時代の東ドイツの諜報活動と、冷戦後の価値変遷を描く本。 企画の参考用に読んだ。企画はポシャりそうだが、内容は面白かった。有名なギュンター・ギヨーム事件…

めも

個人用メモ。無事です。 11日14時50分ごろに地震。東京の会社では一部の天井パネルが落下、漏水、水道の停止などがあった。17時時点でPHSは繋がったが、まわりのケータイ各社は繋がらない状態。家族への連絡にも、情報源としてもtwitterが一番役に立った。普…

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ

<サーカス>*1の2重スパイ疑惑に、引退した老スパイ、ジョージ・スマイリーが<もぐら>探しに狩り出され……というお話。いや〜、ビックリするほどアクションのない話で驚いた。基本的にスマイリーが過去の帳簿をひたすら調べるだけの話、ともいえる。 しか…

ソーシャル・ネットワーク

デビッド・フィンチャーの『ファイト・クラブ』は、現代における「リアル」が、カネやモノでは実感できないことを暴いた傑作だった。互いの体を拳で痛めつけることでしか「生」を実感できないホモソーシャルな世界を、当時のフィンチャーは「現代」のカリカ…

ゆるふわふわく

ついに四十路突入ですよ。この10年みたいなボーッとした感じで生きてると大変なことになりそう。

TRON:LEGACY

リアル世界が2D、ウソ世界が3D、という転倒した表現が面白い。 タイトルに「TRON」と入ってるが故の脚本の散漫さ、あとライトサイクルが直角に曲がらないところは残念。ゲームルールの説明がなく、ただ囲碁盤を撮すだけ(話には関係しない)ってのはなか…

SPACE BATTLESHIP ヤマト

『REDLINE』に続いてキムタク主演2連発!ということで俺ももう立派なキムタクファンだと思いますがというか今回、キムタク主「演」というのは間違いで、べつに演技してません、スマスマでお馴染みのいつものキムタクです。で、素のキムタクなのにお話はヤマ…