トランスフォーマー/リベンジ

TV放映してたので。
こちらも前作のヒットの恩恵で、予算UPでCGどっかんアクションがさらにパワーアップ。こちらはロボ同士のアクションがすでに飽和してるからロケーションでの差別化に入っており、「どこをぶっ壊したらより画的に栄えるか」という、純粋に見栄えの都合でストーリーが進行する割り切りっぷりが潔い。
そのワリを食ってるのが主人公と、実質主人公のコンボイ司令官で、主人公ははっきり言って、なにがしたいどんな人かよくわからない…というか、まったく印象に残らない。コンボイ司令官もカッコイイセリフは言うのものの、基本的に受け身で無策なので司令官としては無能に見えてしまう。このコンビで世界を救い続けるのは本当に大変そうだ。まぁ、悪役含め登場人物すべてがあんま頭良くない、観客が余裕を持って鑑賞できる世界、ってのが安心のマイケル・ベイ印と言えるかも。
しかし『アイアンマン』とか本作とか、アメリカのロボ映画はアクションがエスカレートしても話のスケールが大きくならないのはある意味すごいなぁ、となんか別の意味で感心してしまう2本だった。