すごい会議
ベストセラーを考えてみるシリーズ。
- ヒットの背景は?
- 多くの人が、多くの会議は無駄だ、と思っていた
- が、漠然としており、それに答える本はなかった(=競合がない)
- そこに、(よくあることだが)「海外ではこうだ!」を紹介する本が登場
- 「短期間で」「劇的に(変わる)」「すごい」など、ベタな売り文句
- HowTo本としては理想的な薄っぺらさ
- ヒットによって、世論はどう変化する?
- その他気付いたこと
- 日本の会議は、著者が揶揄する「コメントの交換」で成り立っているが、それが日本特有の「根回し」に繋がっている
- 「根回し会議」の気分のまま、「決定会議」をやるからグダグダになる
- 「決定会議」をやるのは、経営者だけでいいのでは。ただのリーマンがこの本を買ってもしょうがない
- 「この会議でコミットし、コミットしてもらいます」と言うだけで、(決定することに慣れない、多くの参加者から)反発を食いそう
- コミットメント、メジャーメント、フォーカス、など、聞きなれない外来ビジネス語は、だいたいこの手の本や雑誌から(なので、使う人は抵抗感がない)