広告メディア

日本ではTV(いわゆる地上波)が強すぎて、他のメディアはマスに対するアピールとして認められない、という弱点がある。比較的近いのは新聞だが、これは成人男性限定だし、事実上、記事の大半は読まれていない前提だから、広告の出し方も難しかろう。
受動的なメディア、という点で、個人的に近いのがマンガ雑誌。特にコロコロに代表される幼年誌や少年誌は、マンガ自体が商品の宣伝を担っている構造、また広告価格の相場的にも(一概に比較は難しいが)TVに迫る点、そもそも視聴者(読者)の投資額が低い、他の選択肢を見せないなど、同じビジネスモデルを共用している感がある。
で現在。
フリーペーパーが「0円」をウリに部数を伸ばしている。地域密着系は各家庭まで届けるTV、リクルート系は手にとってもらう形なので雑誌に近い。だが内容は(読者の感覚は違うのだろうが)選択権を編集部に握られた幼年誌を思い起こさずにはいられない。これが新聞並の影響力を持つ日が来たら……とは考えすぎか。
続く…かも。