マンガ
こんな本が出てたとは。コンセプトは『パタリロ西遊記』とは違い、TVのビフォーアフター(リフォーム番組)みたいな、家庭の問題解決に徹しているようだ。 さすがに安定して面白いが、話のスケールのせいか、テイストはパタリロと言うよりトラウマの方が近い…
先輩の推薦図書。社会派に転向した漫画アクションを象徴するようなマンガで、たしかにいい本だと思うし、これで初めて原爆(と放射線汚染)に興味を持ってもらえる教育効果も大いに認めるのだが、個人的には特に感慨はなかった。なんというか、既に知ってい…
1〜4巻。シナリオを書くことになったので、その参考用に貸しつけられた。それにしても危険思想なマンガだ。高校生あたりには読ませたくない。ゲーム的、と言ってしまえばそれまでだが、新本格と同じ、作者のある種の不感症を感じさせる。 内容はなるほど話…
タキタさんの原案でとり・みきが描いた共作マンガ。冷食捜査官シリーズによく似ているが、どちらが先なのだろう。結構長編だが、ストーリーマンガとしてもちゃんと読めるのがスゴイ。もちろん基本はナンセンスギャグなのだが。『石神伝説』なんかはギャグが…
執拗に伏線の落穂拾いを行う11巻。なんか違う話になってきてますが、バックボーンを全部語るってこの話法は作者のスタイルとちょっと違う気がする。もともとそんな直球のSFやりたいわけでもなさそうだし。無理やりではないが、雑誌の都合による引き伸ばし工…
一年ぶり?の10巻。ウルフウッド死す! 前の巻とあわせ、完全に主役です。グダグダなアニメ版と違い、すべてに必要十分な描写ときちんとした決着を施したこの作家、巻末マンガ(そう言えば今回ないぞ?)から想像されるより、はるかに律儀な人なのだろう。…
いまは亡きアッパーズで連載してた、福本伸行&かわぐちかいじによる時効サスペンス。一気に読まされた。ちょっと考えるとけっこうアラの多い話なのだが、まったく問題ない。 このコンビの前作『告白』もそうだったが、今回もカウントダウンのサスペンスが強…
42巻。ちゃんと読んでみると、ぜんぜん話が進んでいないことに驚く。あとやたら携帯電話が出てくるが、無理やり今風にしようと苦心しているようで、逆に違和感が。だいたい今ケータイって、あえて持ち出すんじゃなくて空気のような存在だと思うのだが。 こ…
これを日本に持ってきたのはボドゲ部長の友人だそうな。日本のアメコミファンの世界は狭い。 巻末の解説ページを読むと、水晶の卵は『シャーロック・ホームズの宇宙戦争』へのオマージュだと書いてある。…そうか!『シャーロック・ホームズの宇宙戦争』と『…
本編読了。パウルのデザインとは違うが、火星人のウォーマシンがなんだかムチャクチャカッコいい。モロー博士は敵じゃなかったので、そこはネタ被りではなかったが。やっぱアラン・ムーアは上手いなぁ。一巻でバローズのジョン・カーターとラヴクラフトのラ…
『亡国のイージス』プレ連載とのことなので。小説を忠実になぞっている反面、独自の広がりがないので今のところなんとも言えん。(予告絵の)仙石はあいかわらずイメージ違い過ぎ。映画版の真田広之のイメージなのか? しかしモーニング買うのって何年ぶりだ…
遂に10巻。この人のマンガ共通の、やる気のなさが開き直りに繋がる展開になってきたよ。大長編猿の惑星とか既にギャグマンガじゃないし。この作品もそろそろ終わられせてあげたら?
巻末のオマケ小説を読了。竜頭蛇尾とはこのことか。クトゥルフものにはくわしくない(一冊しか読んでない上にあんまり面白いと思えなかった)ので、半分くらいはネタが分からんかった。あと、単体の小説としてはまったく楽しめないのは痛い。あくまでプロロ…
JIVEのページより。 刊行予定未定 ■ トランスフォーマー アルマダ #3 ■ 続リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン(仮) ウヒョーッ! 早くも続編キター!!
本編読了。面白すぎ。『ウォッチメン』の深みはないが、アメリカにおける技巧マンガの極致を見せてくれる。あ、でもムーアもオニールもイギリス人だな。相変わらず画面の情報量が凄まじく、そのディティールを知れば知るほどストーリーが補強されていく構成…
誠京麻雀編と神威編。どちらもある意味『銀と金』の最高峰とも言えるテンションの高さを誇っている。福本マンガの(いまのところ)頂点。 誠京麻雀の蔵前は福本マンガのあらゆる異常ジジイの原点だが、鷲巣より会長よりはるかにえげつない性格をしている。見…
2巻。そろそろパターンは出尽くしたのか、SFネタが増えてきたような。あと2巻をどーやって続けたのか気になる。
とり・みきの打ち切りマンガ。打ち切りに対して登場人物がうろたえ、開き直り、なんとか立ち向かおうとするあたりに特殊な面白さがあるが、それも含めて、とても週刊サンデー読者向けのマンガではない。 このタイトル、恐るべき子供たち(アンファン・テリブ…
買っちった。通称LXGの一巻。うげぇ〜、ちゃんとケイバーライトが重要なガジェットとして使われてるよ! まぁそうであろう、と思わせるデュパンの他、ポリアンナまで出てくるし。 ミナがMをマイクロフト呼ばわりするのは『ドラキュラ紀元』への目配せか? キ…
9巻。しかし主人公でてこないマンガだねい。前田に至っては堂々の表紙登場なのに中では一回も出てこない。「バカの暴走特急」だからか、それともマガジンではハシラが突っ込み役だからか。
全5巻を一気読み。ラストの大盛りあがりがとんでもないが、なんか違う話になってないか? とは言え、当初の学園超能力モノっぽい展開からは想像もつかない、神話的にまで(内容が神話を扱っているのとは無関係に)高められたドラマが、既に感情移入できなく…
9巻。うーむ、既に本編はクライマックスに突入してしまっているので、たしかに延命策としてはこの外伝方式も悪くない、とは思う。あとは、こんなことやってる間にマンガ全体のテンションが落ちないことを祈るのみ。竜頭蛇尾だけは勘弁な。
0の忍者篇を再読。いや〜、やっぱ面白い。白土マンガは山風的伝奇性を帯びないので、純粋に理詰めのアクションマンガとして読むのが正しい読み方なのだろう。
ラストの競馬のとこ。銀さんはアカギより若干心の弱さを見せるトコが魅力的。
銀次が原田にガンを見破られるところ。このへんの呼吸、天と原田がライバルとして同格なのを裏付けるように、天と同じパターンで返してるのが面白い。
鶴謙のよくある中断マンガ。積読状態を発掘してやっと読む。美人三姉妹とかって藤島くさいので個人的にはやめて頂きたいんですけどダメですか。 前にも思ったが、なまじチャイナさんシリーズがアニメ化されてしまったために、SFマンガ好きはかけがえのない…
8巻。なんとなく、『しゃぼてん』の終わり頃のよーなシュールなネタが増えてきた気がする。 しかしマスクドと竹之内はいつ再会するのだろーか。同じクラスなのに(笑)
とり・みきがTVブロスに連載してた文字なし9コマ漫画の単行本。たしか、以前何かの賞を獲っていたような気もする。 まとめて読むと、独特のテンポにハマること請け合い。でもこれ、『SF大将』とかなりのところカブってる気がしなくもない。それとも、ネタを…
1〜5巻(限定ジャンケン)を再読。これ、リアルタイムに読んでたら気が狂うわな。続きが気になりすぎて。 ゲーム性や人間性に対する考察の深さ、極限状況の醸成させ方、それを成立させるシチュエーションの切り取り方の上手さ、そして独特の福本節、どれを…
再読。いま読み返すとあまりの思想性の強さに驚くと同時に、やはり『もののけ姫』がナウシカ完全版であるとの思いを強くする。 関係ないが、宮崎駿がTVゲーム嫌いなのは、思想と関係なく宮崎的テーマをパクッてるのが多すぎるからか、とも思ったり。