ガラスの仮面

42巻。ちゃんと読んでみると、ぜんぜん話が進んでいないことに驚く。あとやたら携帯電話が出てくるが、無理やり今風にしようと苦心しているようで、逆に違和感が。だいたい今ケータイって、あえて持ち出すんじゃなくて空気のような存在だと思うのだが。
この巻では黒沼氏が月影先生の替りをしているが、この人は常軌を逸していないのでテンションがもたないなぁ。姫川亜弓もマヤと絡まないと存在感の薄いことはなはだしい。
仏師一心の内面を掘り下げられれば、いまは振り回されるだけの男性陣にもドラマを持たせられると思うのだが、少女マンガにそれを求めるのは酷か。