デスノート

1〜4巻。シナリオを書くことになったので、その参考用に貸しつけられた。それにしても危険思想なマンガだ。高校生あたりには読ませたくない。ゲーム的、と言ってしまえばそれまでだが、新本格と同じ、作者のある種の不感症を感じさせる。
内容はなるほど話題になるだけのことはある。これがヤングサンデーあたりだとけっこう普通だが、これは天下の少年ジャンプ連載だからなぁ。
設定が後づけばっかとか、突っ込む気になればあまりにも理論が穴だらけだとか、あまりに人の死について無頓着だとか、3巻あたりから露骨に引き伸ばしに掛かってるとか、不安要素も多いが、小畑健(俺、サイボーグじいちゃんGの初版持ってるよそう言えば)の絵の魅力に頼らず、最後までこのテンションを維持できれば十分名作になれると思う。