機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争

プロバイダの懸賞に当ったのでブロードバンド鑑賞。とりあえず4話まで。地味な山賀脚本&クソリアリズムの高山監督とゆー、PDが気ぃ狂ったんじゃねぇか的布陣で、はじめはダルいが、先に進むと結構面白い。WXIIIでも見せた地道極まる高山演出が、作品世界に唐突にモビルスーツが侵入してくる「異質さ」を見事に観客に感じさせてくれる。
初代ガンダムとカケラもテーマを共有してない(逆にニュータイプ否定の話になりそうな…)とか、いやそもそもガンダム世界である必要もない普遍的な「戦争と少年」話じゃねーかとか、モビルスーツは気合入った作画で描かれる割に作中での扱いはダグラムのよーだとか、おもちゃ屋のスピンアウト企画にしてはなかなか冒険しまくった作品。音楽演出がまるでダメなのは高山作品のお約束なのか?
東方不敗の声でしゃべる隊長が、さらりと「ジオンは負ける」と口にするあたりに、富野作品との異常な距離感を感じる。