テレビ

放送業界再編前夜の「紅白」

ものすごくひさしぶりに紅白をそれなりの長さで観た。ここ1年ほど実家に車で帰ることが多かったから、FMで最新ヒットは嫌でも耳に入っているが、ビジュアルをみるのは初めて、って歌手が多かった。Perfume、EXILE、いきものがかり、キマグレン、青山テルマ…

私のこだわり人物伝 伊丹十三(4) 日本映画を挑発した確信犯

テレビつけたらたまたまやってた。 最近口癖のよーに、「推理小説において松本清張が、SFにおいて小松左京が、アメコミにおいてアラン・ムーアがやってのけたよーなことがやりたい」っつってたけど、これってそのまま「邦画において伊丹十三がやってのけたこ…

日曜討論「相次ぐ通り魔事件 いま何が必要か」

娘がチャンネルをガチャガチャやってたらこんなのが。カテゴリ[テレビ]を新設する事態。 内容は、相次ぐ通り魔事件に共通するキーワード「誰でもよかった」を各パネラーが分析してみせる1時間。 面子は、いまいち印象に残らない吉岡忍(ノンフィクション作…

私のこだわり人物伝 山田風太郎

司馬遼ネタは最初だけだったようで、今回は俺内山風最高傑作『警視庁草子』ネタ。 山風は「人間は善とも悪ともいえない」なんつー当たり前のことを言いたいがために何百冊を延々書き綴ったわけではない。『警視庁草子』は徹底した合理主義者*1たる川路と、そ…

山田風太郎が見た日本〜未公開日記が語る戦後60年

年末のETV特集を録画で観た。アノ「死んだ」をわざわざ再現して見せたナビゲーター役の三国連太郎も素晴らしい。 日記は、気になっていた安保闘争やその後の連合赤軍事件には薄味のコメントでそこはやや肩透かし気味だったが、上でも書いた「日本人の軽薄と…