ジョン・ウィック

「TZKさんジョン・ウィック観てないんですか!?それ人としてどうなんですか!?」と若人にたしなめられたので鑑賞。話題になってるのは知ってるけど、自分が中年になってからというものアクションだけの作品にはなかなか食指が動かなくなっているのも事実。
確かにアクションはなかなか面白い。独特の接近戦によるガンアクションや、自分が防弾チョッキを着ているからか確実に頭を吹っ飛ばす倫理観のマヒした世界観は日本のマンガやゲームっぽく、特に日本でヒットするのも頷ける。アジア映画のようないまいちすっきりしないストーリーも、怪優ウィレム・デフォーの敵とも味方とも読めないキャラクターをツイストに使うなど見せ方でうまく工夫している。ただ、個人的にはキアヌが電話帳で人をぶん殴る『フェイクシティ』がけっこう好きだったので、殺人マシーンでありつつも中身は結構普通の人であるジョン・ウィックには物足りなさを覚えてしまった。続編で電話帳を武器にしてくれたら(俺が)もっと楽しめる映画になるのではないだろうか。