ホビット 竜に奪われた王国

けっこう前に観たけど備忘録的に。
前にいた会社で最後くらいに企画した、「超強力なドラゴン一体vs数十人規模の部隊による戦争ゲーム」ってネタで作りたかったビジュアルに非常に近く、「やっぱ自分の方向性は間違ってなかったんや!」と「やっぱ俺の力ではこれをピーター・ジャクソンに先駆けて作るのはドダイ無理やったんや…」と二重の意味でとても感慨深く観た。
とにかく、ドラゴンがメチャクチャに強く、凶暴かつ狡猾、一挙手一投足がイチイチ「死」と「暴力」をぷんぷんに匂わせ、息苦しくなるほどの問答無用な恐ろしさと強烈なカリスマを放ってスクリーンを支配する。
まさしくタイトルに相応しい圧倒的な存在感で、正直、アイディアに溢れたエルフの街の脱出行とかその他、ドラゴン以前にあったモロモロは全部すっ飛んでしまった。
それにしても、ここまで圧倒的な敵を描いてしまってまだ本ボスは別にいる(サウロン)とか、このシリーズのジャンプじみた強さのインフレがちゃんと次で着地できるのか、他人事ながら気になってしまって仕方がない。