アニマトリックス

川尻監督作が一番普通、とゆー日本人に日本アニメの歴史を説教する割にそいつぁどーなのさ、な企画ものアニメ。
イントロのCGアニメがなかなかスゴイが、たまに動きがおかしくなるせいでちょっと興醒め。
メイキングは本人たちが出てこないにもかかわらず、ウォシャウスキー兄弟の川尻善昭への傾倒っぷり、また無条件の尊敬っぷりが伺えて(同じ穴のムジナとして)面白いが、確かに絵の魅力では川尻+箕輪コンビより小池健のほうに時代はシフトしているようだ。
前田真宏作品は初見。仕事のレベルは高いがなにかクセが足りない気がする。渡辺信一郎も2作揃ってビバップとまったく同じテイストで苦笑い。
ピーター・チョンに替わった監督は誰だろう? 普通に考えれば押井守しかいないが、押井守がスケジュールを守る男だとして除外すると、結構分からなくなる。大友ではないだろうから、あと考えられるのは……うーん、なかむらたかしか北久保弘之、意表をついて今川泰宏あたりか。Gロボは向こうのアニオタのマストアイテムらしいし。
で、一番面白かったのはやはり「World Record」。お話が川尻監督なので、「走る男」と激しくカブるのは御愛嬌。