新幹線大爆破

『スピード』の元ネタ、くらいの予備知識で観たが、これがとんでもなく面白い!
「えっ、ひかり109に爆弾を仕掛けた!?」→バーン!(とタイトルが入る)とか、素晴らしいテンポ+どんどんよどみなく場面が展開していくノリの良さ(終盤でちょっと失速するのが惜しい…)で、長尺なのに飽きずに楽しめた。熱血運転士の千葉真一、人情派司令官の宇津井健、頑固さと知性と鬱屈とをリアルに感じさせる犯人役の高倉健と、そしてなにが起きても動じない、ふてぶてしい丹波哲郎。昔の日本にはこんなにもスターがいたんだなぁ、と改めてため息が出る。一瞬だけ出てくる志穂美悦子もいい。
やっぱ『アイアンマン』でもそうだが、ぽんぽんぽんぽん話が進む*1映画はそれだけで面白い! と久々に思わせてくれた。これがカルト的人気を博す理由も、ちょっとだけわかった気がする。

*1:プラス、役者のいい演技