鮫肌男と桃尻女

いまごろ。
我修院達也独演会がインパクト強すぎだが、それ以外は、まぁまぁ普通に楽しめる映画だった。PARTY7のような大ハズしもしてない。
すごく凝っている、と感じたのは、心象効果音。ぜんぜん何てことないカットを、ほぼ心象効果音のみで異様な印象に変え、カットと一緒に音を切ることでその落差を狙う、という演出が多用されている。これ、監督が編集もやる人だからこーゆー手法が成り立つんだろうなぁ。低予算映画でなんとかサスペンスを盛り上げよう、という涙ぐましい努力にもらい泣き。
日常から逃避する物語が、非日常的な人物(我修院達也)の介入で混乱を極める、というプロットはちょっと面白い。あと、オタアニメに良くある「押しかけ嫁のいる日常」って、同じ「ダメ男のファンタジー」でも、互いに相容れない存在かも、と思った。