ボーン・アルティメイタム

DVDにて再見。ボーンがパリで会ってたのは、マリーの元カレじゃなくて弟だったよ。初歩的な勘違い。
吹き替えはなかなか良好。小川真司はいいね。しかし、CIA職員が自らの組織を称する「company」が「会社」とされてしまう翻訳は厳しいなぁ。
デビッド・ウェッブがなぜ志願したのか、について、原作『暗殺者』では理由があるのだが、このシリーズでは明かされない。そもそもボーンの年齢が違う、というのもあるが、やはり「理由はどうあれ、志願し、行動した結果は変わらない」とする、作り手の峻厳な意思を感じてしまう。
よく言われるラストシーンの甘さは、これもたぶん、そんな作り手の精一杯のサービス精神なのだと思う。