バカの壁

ベストセラーが一般人のブーム、世論を形成しているのでは、との仮説(ってほどの事か!?)に基づき宗旨変え。とりあえずコレから。
中盤あたりの、著者専門の解剖学、脳生理学関係からの考察が面白い。ブームの本を読む人の多くは読書量が少ない人だから、一番面白く、少々専門的なところをきちんと読み込めているかどうかは留保したほうが良さそうだが、「脳」というキーワードは誰でも頭に残るので、最近の脳ブームとの関係に注目したい。いわゆる脳トレ路線とは逆のことを言っているのだが、主な読者は既にゴッチャになっている可能性を感じる。