和製SLG
RPGが一旦終了したのでつれづれと和製SLG(シミュレータを除く)の歴史などを概観。
- 最初にボードのウォーシミュレーションありき
- SSIなどがコンピュータでウォーSLGを再現
- 光栄『信長の野望』が、「内政」を含めたウォーSLGをヒットさせる
- 光栄は「内政」を切り出し、『トップマネジメント』等の経営シミュレーションを確立
- 『ボコスカウォーズ』がリアルタイムSLGの原型を作る
- アメリカで『パイレーツ!』が登場。ジャンル分けの難しいゲームだが、『大航海時代』『アトラス』などに多大な影響を与えている
- システムソフト『現代大戦略』が進化したウォーSLGを提示
- 『大戦略』のファンタジー版、『マスター・オブ・モンスターズ』はユニットにRPG的な、極端な成長要素を組み込む
- アートディンク『A列車で行こう』シリーズが、運営SLGの基礎を作る
- アメリカ、イギリスで『シムシティ』『ポピュラス』登場
- NCS『エルスリード』シリーズは、SLGから段々とRPGに接近
- そのNCSの『ガイアの紋章』『ラングリッサー』、任天堂の『ファイアーエムブレム』、セガの『シャイニングフォース』など、家庭用機にSRPGが一気に登場
- アスキー『ベストプレープロ野球』が、スポーツ運営SLGを確立
- テクノソフト『ヘルツォーク』シリーズが、シューティングとSLGの融合を目指す
- 呉ソフトウェア工房が『ファーストクィーン』等でリアルタイムSLGの進化形を提示
- ガイナックス『プリンセスメーカー』が経営SLGを変形させ、育成シミュレーションを生み出す
- アメリカで『シムアース』『シムアント』登場。環境シミュレーションを確立
- 『伝説のオウガバトル』の登場で、ファンタジーSRPGがその他のウォーSLGを事実上駆逐する
- プリメと半リアルタイムADV『同級生』から、コナミ『ときめきメモリアル』が恋愛シミュレーションを生み出す
- アメリカで『シンジケートウォーズ』などの流れから、『コマンド&コンカー』などリアルタイムストラテジー(RTS)が誕生
- セガ『サクラ大戦』がウォーSLGと恋愛SLGを更に統合
- アメリカで『シムピープル』(The Sims)が誕生。これもジャンル分けが……『リトルコンピュータピープル』(環境SLG?)の流れか?
- 任天堂『ピクミン』が和製RTSを確立
『タイクーン』シリーズは運営として、あと『ブラック&ホワイト』はどこだろう?
『バランス・オブ・パワー』とか『シヴィライゼーション』とかがどこにも入らないなぁ。孤高のゲームだな。
こうして見ると、日本は育成、恋愛など、経営、運営SLGからの発展形ばかりが目につくのが特徴か。