ジェヴォーダンの獣

またゴッタ煮映画。良くも悪くも。意外にエグい画があったりアクションがハデハデだったりCGバリバリだったりするコスチューム・プレイの陰謀劇、とゆー点で『ヴィドック』にも似てる。
無駄なエピソードを入れすぎたせいで異様に尺が長い。クライマックスも何度も来すぎでメリハリないし。とにかく脚本はまったくのダメダメで、特にコスナーの『ダンス・ウィズ・ウルブズ』につまらない影響を受けているのが萎える。
映像は『ヴィドック』には譲るがなかなか悪くない(意味不明なスロー演出は除く)。CGのしょぼさもアクションがいいのでまぁ許そう。っつーか、マーク・ダコスカスの切れ味鋭い香港アクションを堪能するのがこの映画の正しい見方かも。あとヴァンサン・カッセルの実写版アイヴィー・ブレード(=ガリアン・ソード)とか。