Op.ローズダスト

ドライブがついた勢いのまま読了。
なんですか、これ。子犬と称してカツレツキッカがアムロを脱出させてますけど。んでアムロが「僕には帰れるところがあるんだララァこんなに嬉しいことは云々」みたいなこと思って終わっちゃうんですけど。
前言撤回、やっぱ福井晴敏は単なるガノタ


しかし今回は死なない人間が多いね。ローレライが玉砕しまくりだったのに比べ、仙石並みのタフさを発揮する奴等がゾロゾロと。一功がある地点に留まり続けて部下を見殺し状態にしてるのはあまりにヘンじゃないかとか、なんで海上自衛隊はとっとと某所にハープーンをぶち込まないのかとか、やっぱり構成が苦しいところが多かった。
TPex移動のカラクリとかは、ある程度予想していたとはいえ、その使い方の巧さにうならされた。こーゆーところはやっぱ本当に巧い。あと、封鎖された地下での、中年同士の殴り合いにも痺れた。バランスさえもっとまともなら、ものすごい傑作なんだがなぁ、この本。惜しい。
そうそう、参考文献に『日本の公安警察』は挙がってなかった。なぜ?