ゲーム・オン・デマンド

いまいちなにをやるのか怪しげだったアクトビラが、NHKアーカイブをオンデマンド配信だとか。

アクトビラNHKアーカイブのネット配信を12月に開始
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080403/297811/

と言っても年末の話だが、やっと個人的にカネ払ってでも観たいコンテンツが出てきたよ。昔のETV特集とか、福本伸行の『生存』のドラマ版とか、アリス探偵局とか、NHKにはビデオ化されてない美味しいネタが山ほどあるから、かなり期待!
…ということで。
アクトビラがちゃんと稼動しそうならば、そろそろ「据え置きゲーム機不要」という流れが現実味を帯びてくる。
アクトビラ内蔵テレビは、ストレージを持たないPCのようなハードウェア構成と推測される。であるなら、ゲームを動かすことも十分可能だろう。入力に対する即応性を求められない、もしくはうまくゴマかせるタイプのゲームであれば、コントローラーの問題を別にすれば、十分にその任を果たすはずだ。
アクトビラの普及とはすなわち、国内大手メーカーが供給するテレビのほとんどに、ある程度*1通化されたゲーム(にも使える)プラットフォームが搭載される、ということでもある。
そこに据え置き型ゲームハードの存在する余地が、どれほどあるか。
ちなみに、アクトビラの中の人であるソニー東芝、日立、松下は、過去に共通規格のパソコン(ありていに言えばMSX)を出していたことがある。*2

*1:どの程度かは不明だが、部品のコモディティ化が進めば事実上統一される可能性すらある

*2:ソネットは当時存在せず、シャープはパソコン分野で先行していたため参加していない