ボーン・アイデンティティー

DVDを観直し。うーん、「アルティメイタム」がもう完全に「スプレマシー」路線だったから観ている間は気付かなかったが、脚本家が変わっていないこともあり、お話自体はずいぶんと1作目→3作目に繋がってるんだな。ある種3作目のキモである「ブラックブライアー作戦」とか、ラストでアボットがどっかの議会?委員会?相手にちゃんと一席ぶってたよ。アルティメイタムの最初の方に出てきたパリの兄ちゃんとかも、忘れてたけど、別荘を勝手に借りられたマリーの元カレだったんね。
しかし改めてみると本作のボーンは若い! マット・デイモンの年齢が、というより、キャラクターの造形が青臭いというかとにかく若い、幼い。ボーンはアクションシーン以外での目線や身のこなしがなんか素人だし、言ってることがガキっぽいし、敵も結構バカだし、言葉遊びが多い冗長な台詞回しとか、2作目以降、ボーンや敵(アボットさえも!)をひっくるめて、キャラクターの精神年齢がムチャクチャ上がった気がする。