ドグラ・マグラ

読み中。主人公が読んでいる冊子の中で、ある人物が小説の構想を語る記事があって、その小説の主人公の聞いて来たエピソードが…、とか入れ子構造がモノスゴイことになってきてる。さすが三大奇書
香山滋の『ゴジラ』とかと同じく、現代科学の是非を問うかのような記述が散見されるのは、やはり時代ゆえか。
けっこうトンデモなお話だが、『黒死館』よりゃぜんぜん読みやすい。