逆転裁判

DS版のおまけだと思ってた「蘇る逆転」、実は今回の目玉シナリオだった。長さも最長、シナリオの作りも複雑で、なんかいかにも「とりあえず入れました!」的な新システムも、これがやってみると結構面白い。
その反面、以下のような点が気になった。

  • 事件の初期に与えられる情報が少なすぎ、序盤はゲームに参加している気になれない
  • 製作に4年の開きがあるせいか、レギュラーキャラの性格、台詞回しが微妙に変わっている
  • 同じく、レギュラー以外のキャラの路線が「ヘンな人」から「ありえない人」になっている。絵柄もアニメ調に
  • 『毒チョコ』+ガードナーといった趣の本編に比べ、法廷版ロス・マクドナルド路線になっている
  • 証拠品が要所要所で整理されなくなったので、単純に難易度が上がっている
  • 途中、探偵シーンで何をすれば進むのかまったく分からないところが二箇所ほど*1

個人的な注目点は指紋検出シーンの演出がまんま『スナッチャー』なのと、あとやはり「ビデオ検証」。
ビデオ検証のシーンは、今度こそ本当に『南方珀堂登場』そっくりそのままで、久々にこのシステムの面白さを再認識させられた。この企画者、どんだけ推理ゲーマニアなんだ。

*1:これがCINGのゲームなら「まぁた総当りか!」で済むが、逆裁はそこまで古くさいゲームでもないので