白雪姫

もちろんディズニーのアレ。ちゃんと通して観たのははじめてかも。いま観ると白雪は完全にオマケで、製作者の情熱は七人の小人(と動物)に注がれているのがよく分かる。並々ならぬ執念を感じる「影」のアニメートで、空間の立体感を引き出した表現は見事。さすが名作。
白雪が「家事をするので置いてください」と小人たちに頼み、小人たちが「○○を作ってくれ!」と口々に返すシーン、なんかデジャヴが…と思ったら、ついこないだ観た『ラピュタ』でまったく同じシーンがあった*1。あれ、ハヤオ流のパロディ、っつーかオマージュだったのか。あと何十匹もの動物が、それぞれ異なる仕草で行進するシーンで、気分が悪くなった。なんというか、あれだけのアニメートをフルアニメで何秒も続けているのを見るだけで胸焼けする。なんだろ、「今日のハルヒはよく動いてたね」とかの次元で騒いでられるほうが幸せなのかも。

*1:白雪がシータで、小人がドーラの息子たちになっている