007号の冒険

読まないのにカバン入れてたらカバーがボロボロに。ただでさえ昭和40年代の本なのに(定価はなんと¥200)。
やっぱ小説版のボンドはオモロい。滑ってコケるは、後先考えないですぐ捕まるは、んでも負け惜しみは言うはで、なんか愛すべきバカっぷり。敵がなにがなんでもソ連、ってのもなんとも大時代的で微笑ましい。
なんか本家のボンドより、パロディの定吉七番のほうが実は冷酷非情な気がしてきた。ていうかあっさり人を殺すところはおんなじなのに、事件のスケールが違い過ぎるのが逆に生臭いのかも。