アイ・アム・サム

悪人顔のショーン・ペンが知的障害のあるシングルファザーを熱演。ビートルズがいろいろ使われているのが計算なのかもしれないが、世代が違うんでそこはヒットしなかった。
アメリカの現代を告発する裏テーマを持った感動作だが、裁判のシーンなどにちょっとありえなさを感じた。誰が誰に対して訴訟を起こしているのか、陪審員はなぜいないのか(いないのだから裁判ではないのかも?)、日本人の俺にはわからないし、知的障害者を追い詰める検察官の物言いもあまりに悪役的にすぎる。
ミシェル”元祖キャットウーマン”ファイファーがいい役で、ちょっと見直した。実はうまい。天才子役は若干ハナにつくかも。