じーでーしー

GAMEWATCHでいろいろGDC講演がUPされてますが。クローバースタジオ稲葉氏のやつが面白かった。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050311/gdc_in.htm
俺なりに要約すると、プロジェクトを

  1. 人材育成型プロジェクト
  2. プロダクト特化型プロジェクト
  3. ブランド構築型プロジェクト
  4. マーケット追従型プロジェクト

のように分類し、それを自覚的に運用する方法(4は切り捨てているが)と実例について、ということなのだろう。
で、世知辛いこの御時世、この分類は非常に有用だと思う。これが明確でないせいで失敗したと思われるプロジェクトは数多い。カプコンでも『カオスレギオン』は3のつもりで4をやってるし、『DMC2』は2のつもりで1をやってる。『シャドウ・オブ・ローマ』なんか、徒手空拳で3に挑んだとしか思えない。
同じGDCの『塊魂』の場合が限りなく1に近いが、3を目指している風なので、ナムコは何をやりたいのかさっぱりわからない会社になっている。セガに至っては作ってる人間ですらワケがわからないのではないか。
ユーザーにとって、ブランドは製品そのものよりも購買意欲を左右する。安易な製品でブランドを傷つけるカプコンブランドを切り捨て、稲葉氏は新たなブランド(クローバースタジオ)で死中に活を見出した、というのは穿ちすぎか。