1ボタン

ボタンがいっぱいあるTVゲーム機が世間にはびこる一方、ボタンを一個しか使わないアクションゲームに注目している。
それは、アクションゲームの面白さが「ボタンを押すタイミング」に集約されると思うからだが、最近は「ボタンを押すと起きるリアクション」に面白さの力点が移り、タイミングを合わせる楽しさは音ゲーという狭いジャンルに押し込められてしまった。
最近の1ボタンゲームとしては任天堂カービィのエアライド』があるが、アナログ要素の強いレースゲームだと「ジャストタイミング!」な快感を得ることは難しい。実はその快感を一番提供してくれるのは格闘ゲームだが、現状もっとも多くのボタン操作を要求するのも格ゲーだったりする。
メイド・イン・ワリオ』はその点いい線行ってると思うが、あまりにも単純にすぎる。複雑なアクションをボタンのタイミング1つで、が理想だが、現状では、任天堂以外からそーゆーゲームが出る可能性はなさそうだ。日本のメーカーはブランド力の差が、とか言ってないで、もっと任天堂製品の何が面白いのか、を研究すべきだと思う。……とか言って、かく言う本人がファミコンスーファミも遊んでないのは秘密だ。