トゥエルブY.O.

冒険小説ではなく、謀略小説に近い感じ。プロットはいままで読んだ本だと『テロリストのパラソル』に良く似ている。
亡国のイージス』とキャラ配置が同じなのはやや意外だが、どーもこの作者、書き分けられるキャラがどんどん増えてる(つまり本作は書き分けられてない)ようで心強い。
それにしても『トゥエルブ』『イージス』『ローレライ』と、「心をなくした(と言いつつちょっと残ってる)戦闘マシンと化した美少女」が出すぎ。ここに作者の病理を感じるのは俺が同類だからか?