今日もネタがないのでゲームの考察おば。ユーザーインターフェースについて。
ベイグラントストーリー』はPCゲームをやっている感覚を味わわされる。その要因はねちっこい敵やメリハリのない展開、複雑なシステムや緻密なパラメータなどもあるが、一番大きいのはそのUIにある。とにかくメニューが多く深く、しかもメニューを使う場面がやたらに多いため、戦闘以外のプレイ時間の大半はメニューを開いたり閉じたりしている感覚がある。
対して同じARPGの『ゼルダの伝説』では、メニュー階層をとにかく浅くする努力がみられる(『ベイグラント』もショートカットを用意してはいる)。また、オカリナシステムは『ベイグラント』だったら間違いなく魔法か何かと同様にメニュー選択だったろうシステムで、これ一つで無限に近いコマンド入力を可能にしている(ある意味大昔のキーボード入力ADVに近い)。
UIにも世界を反映させ、ゲーム性をもつけてしまう任天堂式のやり方は『メタルギア』などにも見られるが、最近は洋ゲーも含めて少数派のようだ。過剰にこだわるのもどうかと思うが、UI軽視の傾向に軽々しく乗らないようにせねば、と思う。