シン・シティ

映像は面白い。脚本も、まぁ面白いところもある。が、なんか引いてしまうなー、なんか無意味に残虐なのと、けっきょくナレーションとかひとり言ばっかり*1でドラマに乏しいのが、過剰な演出やマンガそのまんまと思しきレイアウト、登場人物のありえない超人的タフネスと相俟って、非常にナンセンスなイメージを醸し出している。
で、これがロバート・ロドリゲス単独作品だったら、そのバカさ加減すら魅力だったりするのだが、本作の場合、お話のテイストは大マジなので、どーしても引いた目で見てしまう。なんか、以前の『レジェンド・オブ・メキシコ』と同じ轍を踏んでいるよーな…。

*1:とにかく「会話」が異常に少ない