サブタイの方を知らなかったから、これが会計の本だとは気付いてなかった。ていうか、だからベストセラーなんだろう。
「会計トリビア」の本、と言っていいと思う。「楽しくて、知識を得た気になれる」という、脳トレ以降の最近のトレンドを見事に押さえているから、ベネフィットはばっちりだろう。
作者がミステリも書くせいか、
- 「さおだけ屋」なんて商売は実はなく、「金物屋」の副業
- 「2位で満足するギャンブラー」は実は博徒ではなく、雀荘の店員
とか、そもそもの疑問自体がミスリードであり、まぁなんつーか、これが「計算して書かれたベストセラー」なんだろう。