なかはらかいどういっちょくせん

明日で終了ってんで、川崎市民ミュージアム横山光輝の世界展」まで。
一番の見どころは、実は企画展示ではない「トーマス転炉鉄人化計画」かも。元が溶鉱炉(だよね?)だけに、鋳鉄っぽい重量感がある*1。これ、いつまでの展示だろう? ていうかいつ完成するのかな。
企画展はデビューから晩年までをジャンルで分けつつ順路化した構成。劇画を模索していた一時期を除き、ほぼ最後まで一線の漫画家として活躍していたことに驚いた。とにかく映像化作品が多いが、これは横光作品には思想などの装飾がなく扱いやすい上、基本的に展開が早く情報密度が高い(ゆえに映像化の懐が深く、映像スタッフの裁量が大きい≒勝手にいじられやすい)ことに起因しているのでは、と思った。

*1:ということで、今川版のイメージに近い。原作版28号は結構ツヤツヤしてるので、どっちかと言うと鍛造っぽい