ダークグリーン

某「夢ゲー」の人が知らんというので強制貸与。いま読むと「イメージシーン→コジツケっぽい解釈→次のイメージ」の連続で構成されるストーリーは、エライ強引だなぁ、とは思う。あと中盤の停滞とか。でも面白い。全10巻の後ろ3巻にしか出てこない(正確には7巻ラストにもいる)ヒロイン、クレインが出てきてからの怒涛の伏線回収っぷりとか、正しくSF、ミステリ的なカタルシスを味わわせてくれる。逆に、「そっか、いまは連載が人気商売だから、<構成>に凝った作品が出にくい業界になってるんだ」と気付かされたり。