おすぎしじょうさいこうけっさく

世の書評コーナーをよく見ると、じつは書評って「書評家」が書いているわけではないことがわかる。エッセイストだったり作家だったりはまだいいほう、精神科医とか大学教授とかになると完全に片手間だ。
映画だってそう。「映画評論家」以外の映画評のほうが多いくらいだ。
で。
TVゲームはどうか。
不思議と、評者の職業が書いてない。いや、書いてあった。「ジャーナリスト」「本誌記者」。これはメディア側の人間だ。もともとユーザー目線ではない。
ではこれか? 「21才学生」「34才社会人」。なんと、いきなり名もなき市井の人である。投書欄である。中間がない。つまり、書評なき本の洪水だ。
んで。
ゲーム業界は、「片手間評論家」たちに積極的にゲーム評を書かせてはどうか。発表するコーナーは「メディア批評」とでもしておけばいい。俺レベルの市井人にゲームに目を向けてもらうためにも。
あとはタイトルか。『ファイナルファンタジー』とか『ヴァルキリープロファイル』とかの内容がわからないタイトルはやめれ。