ゲーム脳のニーズ

俺的にはもう終わった話題なのだが、なぜだかまたぞろゲーム脳が話題になっている。かなり根拠があやしいにも関わらずこの説がなくならないのは、やはりネーミングのキャッチーさと、これが世間のニーズに正しく応えているからだろう。親たちはゲームであれなんであれ、子供が役に立たないことに熱中するのは好まない。しかし役に立たないだけなら、それを取り上げてしまう理由としては弱すぎる。そこにゲーム脳のニーズがある。…てなことは島国さんはじめ、ゲーム業界の人たちも百も承知らしいのでイマサラ俺がどーこー言うことでもないのだが、俺にとっての問題は、「ゲーム脳状態」にさせてくれる(≒熱中させてくれる)ゲームはもはや少数派である、という事実だ。あまりにも、刺激を小出しにすることに長けたゲームデザインが繁栄しててうんざりする。昔のゲームはポテンシャルの出し惜しみなんかしなかったから面白かった説を唱えたいところ。