嗤う日本の「ナショナリズム」

本文読了。終章は言い訳めいていたような。なぜ六〇年代の赤軍、八〇年代のアウシタン、ローディストには触れてるのに、九〇年代のオウム、エヴァンゲリオンに触れてないんだ。意識的に避けてないか? 宗教、ナショナリズム、感動志向、オタク化、すべて「意味」を失効させてしまった八〇年代を埋めるための反動ではないのか。そっち方面の論客らしい宮台真司香山リカの本も読みたくなった。