『脳を鍛える大人のDSトレーニング』の成功

最近BLOGでよく見かけるので話題に乗ってみる。
マーケティングの勝利、これに尽きる。基本的にはセガ脳トレなどすでにある商品だが、既存のゲームユーザーと異なるセグメントに、戦略価格*1と大胆で的確なプロモーションとでアプローチし、あとは製品の地力でもって大成功を収めた。決して、ゲームアイディアの勝利ではない。
ちなみに、任天堂は『エレクトロプランクトン』や『楽引辞典』など、同様のマーケティング戦略で失敗もしているが、そもそも制作費が安いので、20タイトルやそこらで1タイトルが大ヒットなら、十分割に合うのだろう。既存タイトルのぶつ森マリカーも安泰ないま、この低リスク冒険路線はまだまだ続くだろう。旅の手帳は有り得ないが。

*1:ソフトは利益が出ない価格設定でも、遥かに利益率の高いハード本体を牽引するとなればまったく問題ない。最悪ソフトは赤字でもいい。これは同じくハードメーカーのSCEの戦略でもある