ゲーム業界の今後

バンダイナムコゲームスなるものが来年登場する。気になるのは扱うタイトルが自社コンテンツかどうかだが、まぁ普通に考えるとほとんど他社コンテンツになるのだろう。
業界の優良企業とされているEA、コナミは他社版権比率の高さでノシ上がったが、いまはどちらも自社版権比率を上げようと必死になっている。この流れからすると、バンナムの目指す方向(というか統合そのものか?)はいかにも腰の重い会社同士らしい、一手遅れの戦略に見える。
もう一方の優良企業、任天堂スクエニは(ゲップが出るほどの使いまわしだが)強力な自社コンテンツを多重展開し、拡大路線ではないにしろ、安定して高い売上を保っている。
残る大手はセガサミーだが、ここも圧倒的に自社コンテンツのメーカーだ。しかし「ソニック」「サクラ」「サカつく」など有力コンテンツが総じて小ぶりで、展開も単発ばかりである。
セガサミーがコケるのはもう避けられない感じだが、ではバンナム―任天スクエニのどちらが残るのか。このへんのメーカーにさらに再編が起きる頃、この問いに答えが出るだろう。それとも案外、EAとコナミが手を組むとか。