なるー

ローレライ』メイキングを観た。福井晴敏はなんか普通の兄ちゃんだった。歯切れの悪い語り口とか、いかにも現代っ子らしいと言うか。てか俺もそんな感じだけど。3歳違いだがちと親近感。
「ハリウッドテイスト」を強調していたが、一番ハリウッドっぽいのはその人物像だろう。誰がどー考えても当時の日本人はあんなじゃない。単純化され、感情を剥き出しにし、キリスト教的倫理観を色濃く匂わせるキャラ造形は、まさにハリウッド。まぁ福井の場合、単純化(マンガチックなキャラ)はアニメからだろうが。
映画のクライマックスが『ナディア』そっくりだったのはラストの戦闘シーン絵コンテが庵野だったからかー。たしかに、爆雷発射→着水あたりのカット割りはまんま。早いカッティングのアクションシーンは、やっぱりアニメ畑の方が熟練してる(PV、CM畑の上手い監督もいるが、たいていアクションとそれ以外の繋ぎがヘタだったりする)。
メイキングのあと『ナショナル・トレジャー』のCMが入ってて、あまりにも曲調が似てて笑った。曲に関してはほんとハリウッドの丸パクリ(ハンス・ジマーの弟子たち系?)。