シカゴ

キャサリン・ゼタ・ジョーンズはこんなに歌って踊れる役者だったのか! とまず驚かされるこの作品、おととしのアカデミー賞を獲ってたんだっけ? あんまり期待してなかったのだが結構スゴイです。『ムーラン・ルージュ』にもクラクラさせられたけど、八方破れな感があるあの作品より、異常な完成度とパワフルさを両立したこっちの方が高評価に。
映画も凄いけど、いやースゲェのはやっぱボブ・フォッシー。よくミュージカルでこんな話をやろうとか思うよ。ストーリーのツイストも結構ぶっ飛んでるし、すんごい社会派。テーマは『ワグ・ザ・ドッグ』とか『マッド・シティ』と同じ。両方でダスティン・ホフマンが演じていた役をリチャード・ギアがやる感じか。でもそのギアだけダントツに歌も踊りもヘタなのが残念。やっぱトラボルタがやっときゃ良かったのに。
社会派好きの血が久々にちょっと騒いだ。アノ『Z』がDVD化されてるらしいから捜してみよう。