@baraiとXboxLive!

むかしセガがやってて、日本中の小売り店から総スカンを食って早々に敗退した「@barai」システム。これの利点を思い出してみる。

  • ユーザー側は最初に払う金額が少ない(¥1000程度)ので、多少の冒険ができる
  • 同じことだが、ユーザー側はハズレを掴まされても損害は少ない
  • メーカー側は後払い分をまるまる利益にできるので、利益率が非常に高い
  • 同様の理由で、中古でも新品同様の利益が確保できる
  • メーカー側は内容での差別化ができるので、多様なラインナップが組める

で現在。XboxLive!のコンテンツダウンロードシステムは、実は@baraiと大して変わらない。違うのは「購入価格分:後払い分」の比率だけ(@baraiは1:6くらい、XboxLive!は20:1くらいから)で、思想はともかく、システム自体はまったく同じと言っていい。
ゲーム離れの加速は「ユーザーが¥6800も払う冒険はできない」現状を生み、受け手、作り手双方が飽き飽きするような続編スパイラルを生み出した。
幸か不幸か、現在Xbox用ソフトは小売り店で取り扱いを廃止されまくりだ。シンプル2000くらいのボリュームのゲームを¥500くらいで配信、プレイヤーはずっと遊びたければ差額分(もちろん割り引き価格)を払う、というシステムなら、いままで埋もれていたタイトルも少しは動くのではないか。
てか、本気でこんなのやったら残った小売り店もすべて敵に廻すことになりますが。どーですか、MSさん?