きけんしそう

娯楽産業に身を置く者として、こーゆーことはたぶん言ってはいけないのだろうが書いてしまおう。
「他人にちょっとした快楽を提供することが、そんなに尊いか?」
世知辛い現代人に一服の清涼剤としての現実逃避が必要だとしても、なぜそれが至上命題なのか。それより上はないのか。あるとしたらそれは何か。また、逃避ではなく、現実に立ち向かう力を与えることは出来ないのか。出来るなら、なぜしないのか。
「しょせん、子供のオモチャだ」と言って業界を去っていった先輩たちを思いだす。投げ出すのはまだ早い、と俺は思っているがしかし、残された時間はあまり多くはなさそうだ。