コンピュータRPG(21)

近作のCRPG販売本数から見る、今後の流れ。

  • キングダムハーツ』など、「敷居の低いゲームジャンルとしてのRPG」は、キャラクター戦略とあいまって、今後も作られ続けるだろう
  • テイルズ、スタオー、ワイルドアームズ.hack幻想水滸伝(はちょっと違うが)などのアニメ調キャラ萌えCRPGは今後のユーザー層の高年齢化がどう影響するかにかかっている。個人的観測としては、この層は固定化し、大学生にシフトしたあたりでより物語性を求めるようになると思われる。いち時期エロゲーで起きたパラダイムシフトのようなものだろうか
  • ゼノサーガ』はアニメ調からリアル調にグラフィックを変えて大敗した。このシリーズは大学生向けと思われるが、既に固定化層なのでイメージチェンジに反発があったようだ。打倒FFを目指すアニメ調CRPGシリーズにとって、いい試金石となったと言える
  • 不思議のダンジョン』『モンスターハンター』『ダーククロニクル』『ドラッグ・オン・ドラグーン』などはアニメ調ではないが、それだけに不安定な立ち位置(ユーザーを固定化できない状態)にある。この層がRPGに留まるかどうかで、「新しい」CRPGが市場に出てくるかどうかが決まると思われる