レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード

なぜかTVCMでは「ジョニー・デップ主演最新作!」などと流れていたが、観て見たらジョニデが意味なく出ずっぱり(しかも最後まで「何がしたいんだコイツは」状態)で、ホントにそんな映画だった。
期待のアクションシーンはものすごく短い上にかなり少なく、アクションシーン自体の出来がまさしく『デスペラード』な素晴らしさだけに、この出し惜しみ感は欲求不満になるかも。
脚本はこの手のアクション映画にしては随分と凝っていて、お話がグダグダだった初代に比べると各段に「映画」になっているが、俺や皆がロバート・ロドリゲスに望むのはそんなことじゃねェんだ! と声を大にして言いたい。
ジョニデのシーンをばっさりカットし、登場人物を整理(FBIのおっさん話はイイ話だが、メキシコの伝説とは関係ない)して、アクション3倍増しにすると傑作になり得たかもしれない。
バンデラスの出番は少ないが、いちいち超カッコイイのでそこは大満足。サルマ・ハエックは本当に回想シーンだけ(と言っても結構多い)の出番だった。