ワールド・イズ・ノット・イナフ

新生007シリーズの落穂拾い。マイケル・アプテッド(!)にアクションなんか撮れるのか、と思ったがちゃんとアクション映画だった。
最近の007は敵役がイマイチなのだが、今回のソフィー・マルソーはアリだと思う。反面、意味なく色気を振りまく科学者役(ボンドに「ロシア人には見えない」とゆーせりふは、「アンタこそ科学者じゃねーだろ!」と観客にツッこませるボケかと思った)デニース・リチャーズが、結局ボンドガールっぽい活躍もせず、足手まとい兼解説者にしかなってないのが残念。
今回から登場し、今後「Q」に昇格しそうなジョン・クリース、芸風はまんまだが、ジュディ・デンチロバート・カーライルらそうそうたる俳優陣に劣らぬ存在感を見せつけるのはさすが。って浮いてるって事なのかも知れないが。