KILL BILL

サントラ聴きながら少し考察。深作欣二工藤栄一五社英雄あたりの東映実録路線にオマージュを捧げつつも、情念を感じないのはなぜか。
結局、バイオレンスを情念の発露の表現として使った本邦の監督に対して、過剰なバイオレンスを連続させる本作には、情念の強弱をはかる物差しがないのではないか。
タランティーノもそれは感じていて、「怨み節」に代表される音楽に情念の埋め合わせを求めた、とゆーのは考え過ぎか。