マン・オン・ザ・ムーン

脚本のアレクサンダー&カラツェウスキーの名前を見るのは『エド・ウッド』以来、ミロシュ・フォアマンの映画も久々(これで三本目)。脚本家コンビと監督の個性が全然別のところにあるが、見事にハマっているようだ。
フォアマン演出の本領は対象となる人物の複雑さ(カッコーもアマデウスもそうだった)を、複雑なまま扱うその手腕にあると思う。このへん、やはりヨーロッパの監督だなぁ、と思わせる。
そうそう、例外を挙げておくとテリー・ギリアムおよびブライアン・シンガーアメリカ人の例外、リュック・ベッソンおよびローランド・エメリッヒはヨーロッパ人の例外。そーゆー意味ではキューブリックは例外ではない。